69の長い嘆きと回復の確信の後、70は短い。短いが鋭い。
これは“祈りの短剣”だ。
サタンは、戦場で祈りを長くさせて疲れさせるか、逆に黙らせる。
だが70は違う。一撃で刺す。
「今、救ってください」「急いでください」。
恐れに王冠を渡さない者は、助けを求めることを恥としない。
(語り部:ヨブ → アブラハム。詩編70は 70:1–5)
ダニエル書10章を解説|ペルシアの天使長とギリシアの天使長はサタンなのか?ミカエルとの関係を読む
ダニエル書10章には、地上の歴史の背後で進む霊的戦いが描かれています。ペルシアの天使長、ギリシアの天使長、そし…
ペルシア王国の天使長が二十一日間わたしに抵抗したが、大天使長のひとりミカエルが助けに来てくれたので、わたしはペルシアの王たちのところにいる必要がなくなった。 14それで、お前の民に将来起こるであろうことを知らせるために来たのだ。
この箇所はダニエル10章13–14節で、神から遣わされた御使いが、ダニエルのもとへ来るまでに激しい…
特別編エゼキエル書第34章
虐げられた羊を、主ご自身が探し出される エゼキエル書34章は、冷たい章ではありません。これは、傷つけられた者の…
70:1
「神よ、わたしを救い出してください。
主よ、急いでわたしを助けてください。」
ヨブ:祈りに遠慮は要らない。
急いでください。
サタンは「そんな祈りは厚かましい」と囁く。
違う。危機は急ぐ。だから祈りも急ぐ。
恐れに王冠を渡さない祈りは、主を呼び止める。
70:2
「わたしのいのちを求める者が、恥を見、はずかしめを受けますように。
わたしの災いを喜ぶ者が、退き、辱めを受けますように。」
アブラハム:ここは裁きの嘆願。
“災いを喜ぶ”――悪の本性だ。
サタンは他人の転倒を娯楽にする。
だが神はそれを恥に変える。
嘲りの王冠を剥ぐ。
70:3
「『あはは』と言って笑う者が、
自分の恥のために、退き去りますように。」
ヨブ:笑いが悪になる瞬間がある。
人の苦しみを笑う時だ。
サタンは嘲りを伝染させ、心を乾かす。
だが退き去れ、と祈る。
嘲りは王座に座らせない。
70:4
「あなたを求める者がみな、あなたにあって喜び楽しみ、
あなたの救いを愛する者が、『神はあがめられるべきだ』と、いつも言いますように。」
アブラハム:目的がここで回復する。
敵を退けるのは終点ではない。
求める者が喜び、救いを愛する者が常に賛美するため。
サタンは“敵との格闘”に人を固定し、賛美を奪う。
だが祈りは賛美へ戻る。
70:5
「しかし、わたしは貧しく、乏しいのです。神よ、急いでください。
あなたはわたしの助け、わたしを救う方。主よ、遅れないでください。」
ヨブ:最後も同じ槍先だ。
貧しい、乏しい――だから急いでください。
サタンは貧しさを恥にして口を塞ぐ。
だが詩は貧しさを告白し、主を呼ぶ。
「遅れないでください」。
祈りの短剣は、最後まで鋭い。
結び(ヨブとアブラハム)
わたしはウツの人ヨブ。主は嵐の中から語られ、嘲りと災いを喜ぶ者を退け、貧しく乏しい者の叫びを退けず、急いで助ける方だと示された。
そしてわたしはアブラハム。主は求める者を喜びへ戻し、救いを愛する者の口に賛美を置き、「神はあがめられるべきだ」と常に言わせる方だと証しする。
だからわたしたちは宣言する。助けを求めることを恥じるな。嘲りに心を渡すな。急いで主を呼べ。恐れには王冠を渡さない。
詩編第125編
「揺るがぬ山のように――主に信頼する者を囲む守りと、まっすぐな者への平和」 詩編124編で巡礼者は、もし主が味…
ここからは 詩編124編、主が味方でおられなければ呑み込まれていた――という、救いの実感が一気に前面へ出る箇所です。
詩編第124編 「もし主が味方でなかったなら――呑み込まれず、罠から逃れた民の告白」 詩編123編で、巡礼者は…
詩編第123編
「目を上げる先は王座――あわれみを待つしもべのまなざし」 詩編122編で、巡礼者は主の家へ上る喜びを語り、都の…